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RESONANCE MATERIALS
Project 2018 
「素材の乗算」
in Milan Design Week 2018,
TORTONA

多神教の国である日本では、あらゆるモノに精霊が宿り、それは八百万の神と呼ばれます。アートとは本来、モノに精霊を宿す術であります。もはや我々のコントロールを超えたテクノロジーとIOT化によって、実感のないままに、生活が急速に変化しつつある現在、私達は身体感覚の拠り所をどこに置けば良いのでしょう。 本プロジェクトは、ヴァーチャルなメディウムが発表され続ける社会に対して、もっと現実の素材へ目を向けることを提案します。我々は、原初的に素材が持っている造形されることへの抵抗を、アートを通し、触覚性の復権、実体感の再認識に挑戦します。

参加アーティストは、使う素材〈ガラス、楠や檜などの木材、七宝、石材、マニュキュア、鋼、真鍮、ステンレス〉の内なる声を聞くことで、制作行為をも作品の一部とし、素材解釈へのヒント、造形へのヒントという価値を見出そうとしています。 我々は、このプロジェクトに共感するすべての方々と、エンゲージメントし、共同で何かを行うための土台作りをはじめます。ミラノサローネデザインウィーク2018を出発点とするこのプロジェクトは、まずは皆様と日本的な感性で、素材に宿る何かを感じることを試みます。

素材に触れるという身体感覚下において、単に素材を掛け合わせるということではなく、複合的に扱われた素材が、独自の技術やアーティストの感性と共鳴し、見る人との間に共感する価値を生み出すことでしょう。 このプロジェクトにおいて、同じ時間、同じ空間を共有し、“感じる” コトは、人と人に体験する価値を認知させ、様々な事象とのコミュニケーションのあり方を追求していくことでもあります。

会期
:2018年4月17日~ 22日
場所
:ミラノデザインウィーク2018、
Fuori Salone /
TORTONA、Opficio 31
共同主催者
:感動創造研究所、
藝大ファクトリーラボ
協力
:株式会社ムラヤマ、東京藝術大学

Milan Design Week
2018 出展作品

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